Greeting

A greeting from TSIVMC
丹波篠山国際ヴィオラマスタークラス2025開催にあたって
丹波篠山国際ヴィオラマスタークラス2025実行委員会を代表してご挨拶申し上げます。
本年もわが国を代表するヴィオラ奏者である今井信子さんと、今井さんの友人であり世界的に活躍されている3人の若手ヴィオラ奏者、ファイト・ヘルテンシュタインさん、ウェンティン・カンさん、ニアン・リウさんを、丹波篠山にお迎えして、丹波篠山国際ヴィオラマスタークラス2025を開催することとなりました。このマスタークラスが丹場篠山で開催されるのは今年で5回目となります。今年は9月6日から9月15日まで10日間にわたって、国内外からの応募者から選ばれた12名の受講生と上記の4名の講師、そして3名のピアニストが、丹波篠山市立田園交響ホールで連日朝から晩まで、ヴィオラを通じて音楽の探究の日々を送られます。そして、9月13日と14日には受講生の成果を発表するコンサート、最終日15日には講師陣によるコンサートを開催します。会期中は毎日レッスンの一部を公開するとともに、市内の数か所で受講生たちによる無料のお出かけコンサートや、丹波篠山市のアマチュアオーケストラ、メロマン室内管弦楽団のメンバーとの交流も計画しています。
私ども実行委員会は丹波篠山市の音楽愛好家を中心に十数名で構成しており、受講生、講師、ピアニストの皆さんが支障なくレッスンに専念できるよう御世話させて頂いたり、公開レッスンやコンサート、おでかけコンサートの運営や企画をお手伝いしたりといったことをさせて頂いています。
ヴィオラという楽器はヴァイオリンやチェロと比べると一般の方にはあまりなじみのない楽器です。私たち実行委員会のメンバーの多くも以前はヴィオラの曲に接したことがありませんでした。しかし、マスタークラスで今井さんや講師陣によるレッスン、コンサートでの受講生や講師陣の演奏に接し、みんな、すっかりヴィオラのファンになってしまいました。この素晴らしいヴィオラ音楽を、ヴィオラファンだけでなく、できるだけ多くの丹波篠山市内外の皆さんに知っていただきたいというのが私たちの願いです。
会場の田園交響ホールは世界一響きの良いホールと言われています。また丹波篠山は400年以上の歴史を持つ城下町で、東西南北の外堀に囲まれたお城と、その周りを取り囲む伝統的建造物群に指定された武家屋敷街や商家街から成る美しい街です。また、黒大豆や山の芋、ぼたん鍋、丹波篠山牛など、美味しい食べ物がいっぱいあり、講師陣や受講生もいつも大喜びされています。音楽愛好家の皆様はぜひ会期中に丹波篠山にお越し頂き,公開レッスンの聴講やマスタークラスコンサートにご来場いただければ幸いです。皆様のお越しをお待ちしています。
丹波篠山国際ヴィオラマスタークラス2025実行委員会 萩森 学