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Lessons

個人レッスン

受講生は、4名の講師から50分のレッスンを2回ずつ受講します。

クァルテットのレッスン

受講生4人1組でヴィオラクァルテットのレッスンがあります。各組が、担当の講師より3回のレッスンを受講します。組み合わせは、講師が決定し、事務局よりお知らせいたします。受講する楽曲は、それぞれの担当講師が決定し、事務局より受講生に楽譜を配布します。

アレクサンダー・テクニークのレッスン

受講生は、マスタークラス開講期間中に、希望の日時を予約すれば、1人、1日、30分×2回まで受講できます。

マスタークラスコンサートI 修了コンサート

受講生は、受講曲の中から10分程度の楽曲1曲とクァルテットの楽曲1曲を、9月20日(金)に、マスタークラスコンサートI 修了コンサートで演奏します。

・レッスンとコンサートの録音・録画および配信について

丹波篠山国際ヴィオラマスタークラス2024の開講期間中のレッスンの中で、一般公開されるレッスンは、録音・録画をします。収録されたレッスンの中から、一部厳選して、マスタークラス終了後に有料配信する予定です。また、修了コンサートは、録音・録画され、収録された動画は全て、マスタークラス終了後に、Youtubeにて公開されます。

・著作隣接権

丹波篠山国際ヴィオラマスタークラス2024でのすべての演奏及び関連催事に関し、受講生の放送権、録音権、録画権、出版権、肖像権等の諸権利は、主催者である丹波篠山ヴィオラマスタークラス実行委員会に帰属します。

Faculty

講師陣のご紹介

今井 信子[Viola]

プロフィール

桐朋学園大学卒業、イェール大学大学院、ジュリアード音楽院を経て、1967 年ミュンヘン、 68年ジュネーヴ両国際コンクール最高位入賞。1970 年西ドイツ音楽功労賞受賞。ベルリン・フィル、ロンドン響、パリ管等と共演。室内楽ではアルゲリッチ、シフ、クレーメル、マイスキー、五嶋みどりらと共演。武満徹<ア・ストリング・アラウンド・オータム>など世界初演も多い。

2003年ミケランジェロ弦楽四重奏団を結成。20年の退団までベートーヴェン・ツィクルスやレーラ・アウエルバッハの新作初演など様々なプロジェクトを行った。

日本では2022年に30回を迎えた<ヴィオラスペース>の企画・演奏に携わるほか、東京国際ヴィオラコンクールをスタートするなど、ヴィオラ界をリードする存在としてめざましい活躍を続けている。これまでにフィリップス、BIS等から40を超えるCDをリリース。著書に「憧れ ヴィオラとともに」(春秋社)がある。エイボン芸術賞、芸術選奨文部大臣賞、京都音楽賞、モービル音楽賞、毎日芸術賞、サントリー音楽賞受賞。紫綬褒章、旭日小綬章受章。アムステルダム音楽院、クロンベルク・アカデミー、ソフィア王妃高等音楽院で後進の指導を行っている。

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ご挨拶

ファイト・ヘルテンシュタイン、ウェンティン・カン、ニアン・リウ―彼らは私が音楽家として信頼し、教師としても高い期待を寄せているザ・イマイ・ヴィオラ・クァルテットのメンバーです。

​兵庫県・丹波篠山市で、彼らと私、4名の講師がチームになって行う新しいマスタークラスは、2021年より始まりました。

​北海道・小樽市で15年間行ってきたヴィオラ・マスタークラスの経験も生かしつつ、丹波篠山では年齢・国籍に囚われず、学生からプロまでさらに幅広い世代が共にヴィオラを学ぶ事の出来る場にしたいと思っています。

ヴィオラを学ぶ学生は様々な課題に直面しますが、プロのヴィオリストも然り。プロになったからこそ直面する課題を抱えています。

丹波篠山のマスタークラスでは、そういったヴィオラの道を志す過程で直面する様々な課題にも皆で取り組んでゆければと考えています。

丹波篠山は古くからの城下町。日本の文化も学ぶ事の出来る、自然豊かな素晴らしい場所です。そんな丹波篠山で皆さんにお目に掛れるのを楽しみにしております。

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ファイト・ヘルテンシュタイン[Viola]

プロフィール

「輝かしく洗練された音色」(ザ・ストラッド誌2022年)と評されるドイツ出身のヴィオラ奏者。ジュネーヴ音楽院にて今井信子に師事。またジェルジュ・クルターグ、クシシュトフ・ペンデレツキ、ガボール・タカーチ=ナジ、キム・カシュカシャンらからも芸術的な影響を受けている。第1回東京国際ヴィオラコンクールなど数々の著名コンクールで優勝・入賞しているほか、2011年には栄えあるヤング・コンサート・アーティスツ(ニューヨーク)に選出され、ニューヨーク、ワシントンD.C.等で公演を行った。

これまでにマルボロ、ヴェルビエ、ラ・フォルジュルネ(ナントおよび東京)、グシュタード等の国際音楽祭やヴィオラ・スペース等に出演し、室内楽ではトリオ・ワンダラー、モディリアーニ弦楽四重奏団、イザイ弦楽四重奏団、ブリジット・エンゲラー、五嶋みどりらと共演している。

スイス・バーゼル交響楽団首席奏者を経て現在ソロ・室内楽の双方で活躍している。2015年よりドイツ・デトモルト音楽大学教授。2022年よりシューマン・クァルテット メンバー。使用楽器は1767年製のピエトロ・ジョヴァンニ・マンテガッツァ。

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ご挨拶

ヴィオリストの皆様へ。
丹波篠山ヴィオラマスタークラスでは、参加者同士が互いに学び合える大変貴重な機会です。

この濃密な一週間、美しい自然に囲まれた環境の中で、経験豊富な講師陣と出会い、室内楽を演奏し、あなた自身の音楽に対するインスピレーションを得ることができます。皆様のご参加をお待ちしております。

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ウェンティン・カン[Viola]

プロフィール

中国出身。カーネギーホールでのリサイタルではニューヨークタイムズ紙に「暗く艶のある音色」を持つ「卓越したヴィオリスト」と評された。またセルゲイ・クヴィトコ(ピアノ)との共演によるデビュー・アルバム≪モザイク≫はグラモフォン誌に「輝かしい音色」、「陰影に富む繊細な表現」と評されるなど各方面から高い評価を得ている。

ソリストとしてマドリード響、マラガ管、都響、名古屋フィル等とアイヴァー・ボルトン、ホセマリア・モレノ、井上道義らの指揮で共演。フランクフルト放送響とはミッシャ・マイスキーと共にR.シュトラウス『ドン・キホーテ』のソリストを務めた。北京中央音楽院、ニューイングランド音楽院、クロンベルク・アカデミーにて今井信子、キム・カシュカシャン、ガース・ノックス、ドナルド・ワイラースタイン、ミリアム・フリード、チャンハイ・ワンらに師事。

2016年より2024年までマドリードのソフィア王妃高等音楽院で今井信子のアシスタント・プロフェッサーをつとめ、24年秋よりボストンのニューイングランド音楽院の教授に就任することが決まっている。近年はこれらの活動に加え、アムステルダム音楽院、フランツ・リスト・アカデミーや各地の音楽祭でヴィオラと室内楽のマスタークラスも積極的に行っている。

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ご挨拶

ヴィオラは、自分自身の音色、音の創作力、個性を追求・表現できる楽器です。ヴィオラの役割は、ソロやリード・パート、内声など多岐にわたります。ヴィオラマスタークラスでは、様々なレパートリーに丹念に取り組みます。私たちは常に楽器と音楽の両面で可能性を見出し、広げようと心がけています。

才能あふれる若いヴィオリストの方々と一緒に学びあえることや、美しい丹波篠山で素晴らしい仲間たちが見せる見事な演奏や洞察からインスピレーションを得られることを心から楽しみにしています。

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ニアン・リウ[Viola]

プロフィール

ニアン・リウはソリスト、室内楽奏者、そして教育者として中国を代表するヴィオリストのひとりである。現在、上海音楽院の教授また指導教員として後進の指導にも積極的に取り組んでおり、彼の生徒は中国国内外のコンクールで優秀な成績を収めている。 これまでに北京中央音楽院付属高等学校、上海音楽院、南カルフォルニア大学ソーントン音楽学校でJIANG Sumin、SHEN Xidi、ドナルド・マッキネスの各氏に師事。シカゴのホランドーアメリカ音楽協会国際ヴィオラコンクール(2003年)優勝、サンタバーバラ・ヤング・ミュージシャンズ・コンクール(2001年)グランプリ、全中国ヴィオラコンクール(2003)第2位など国内外の数々のコンクールで入賞している。また2009年には、オーストリア政府より08-09オーストリア・クラシック音楽最高賞”CARINTHICUM Award”を授与された。

近年は数々のヴィオラ協奏曲や無伴奏曲の中国初演や録音に携わるほか、上海音楽院初のレジデント・クァルテット、ハン弦楽四重奏団のメンバーもつとめている。同弦楽四重奏団は国内外の音楽祭への出演のほか、バッハの二声および三声のインベンションの弦楽アンサンブル版の録音を行うなど精力的に活動している。

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ご挨拶

ヴィオリストの皆様へ。

2024年、丹波篠山国際ヴィオラマスタークラスでお会いできるのを楽しみにしています。皆さんと一緒に学びあい、ヴィオラの美しさを探求、発見できることを光栄に思います。ヴィオラの無限の可能性で私たちの音楽の世界を広げてみましょう。

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  • 大島亮[Assistant/Viola]

    プロフィール

    桐朋学園大学卒業、同大学研究科修了。第11回コンセール・マロニエ21弦楽部門第1位、第7回東京音楽コンクール弦楽部門第1位、第42回マルクノイキルヘン国際コンクールディプロマ賞受賞。

    ソリストとして東京都交響楽団、九州交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団と共演。
    2012年東京文化会館での初リサイタル以降、定期的にリサイタルを開催、好評を博している。
    ヴィオラスペース、東京・春・音楽祭、木曽音楽祭、水戸室内管弦楽団、サイトウキネンオーケストラ、またNHK-FM「リサイタル・ノヴァ」等に出演。
    室内楽では原田禎夫、チョン・ミョンファ、堀米ゆず子、仲道郁代各氏等と共演するなど積極的に活動している。
    また、ゆらぎの里ヴィオラマスタークラスでの今井信子氏のアシスタントをはじめ、各地においてセミナー講師を務めるなど、後進の指導にもあたっている。
    岡田伸夫氏に師事。また、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、ロバート・マン各氏等の指導を受ける。
    現在、神奈川フィルハーモニー管弦楽団首席奏者。

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  • 草 冬香[Piano]

    プロフィール

    東京芸術大学、同大学院修士課程修了。ドイツ国立フライブルク音楽大学ディプロム課程およびソリスト課程をそれぞれ最優秀の成績で卒業、国家演奏家資格を取得。
    これまでに、杉本安子、渡部有子、小林仁、伊藤恵、ギルアド・ミショリの各氏に師事。

    第4回ローゼンストック国際ピアノコンクール第1位、第2回アルトゥール・レプティーエン国際ピアノコンクール第1位等受賞多数。
    ブダペスト春の音楽祭、モーツァルト音楽祭、国内では軽井沢八月祭、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン、いしかわミュージックアカデミー、ヴィオラスペース等に出演。ハンガリーラジオ、NHK-BSクラシック倶楽部、NHK-FMリサイタル・ノヴァ等出演。ニッポンシンフォニー、東京交響楽団等と共演。SWR(南西ドイツ放送局)において、バッハ・武満徹の作品等を録音。

    ソロだけでなく、室内楽においても意欲的に活動し、今井信子氏をはじめ著名な演奏家と共演を重ねる。特にヴィオラとのアンサンブルについては、今井信子氏による「ゆらぎの里ヴィオラマスタークラス」、ヴォルフラム・クリスト氏によるアカデミー(独)、The Great Mountain Music Festival(韓)での全ヴィオラクラス等、また「東京国際ヴィオラコンクール」全4回において公式ピアニストを務め、多くの信頼を得ている。

    東京芸術大学非常勤講師を経て、現在洗足学園音楽大学非常勤講師を務め、後進の指導にも力をいれている。

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  • 伊藤 修子[Piano]

    プロフィール

    上野学園大学音楽学部音楽学科演奏家コース卒業。同大学音楽専攻科器楽専攻を特待生として修了。ジュネーヴ高等音楽院室内楽科、同伴奏科修士課程修了。

    2012年ウィーン国立音楽大学夏期セミナー参加。「平成24年度音楽大学卒業生演奏会」(皇居内桃華楽堂)出演。第35回読売中部新人演奏会出演。第83回読売新人演奏会に出演。

    ジュネーヴ高等音楽院在学中に教授からの推薦を得て、ヴァイオリンのパトリック・ジュネ氏、ヴィオラのマティアス・ブッフホルツ氏のクラスにて伴奏要員を務める。

    2018年に帰国後は、小野文化財団主催「ヴィオラ塾」、「丹波篠山ヴィオラマスタークラス 2021」にて伴奏ピアニストを務める。

    これまでにピアノを横山幸雄、宮本玲奈、田中照子、ジャン=ジャック・バレー、ギ=ミシェル・カイヤー、草冬香の各氏に師事。室内楽を原田禎夫、下野竜也、今井信子、大島亮の各氏に師事。

    2019年より小野文化財団主催「ピアニストのための室内楽セミナー」に参加し、アンサンブルの勉強にも積極的に取り組んでいる。

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  • 松田 龍[Piano]

    プロフィール

    桐朋学園大学卒業。5歳よりピアノを萩原ゆかり氏の元で始め、7歳より柴沼尚子氏に師事。桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)に入学より川島伸達氏に師事。

    桐朋学園第7、8回桐朋ピアノコンペティション第3位。桐朋学園高校卒業演奏会、桐朋学園大学卒業演奏会、日本調律師協会新人演奏会等に出演。第16回全日本芸術コンクール室内楽部門にて第3位(最高位)。小野文化財団主催ヴィオラ塾2021、2022にて公式伴奏員を務める。

    現在、演奏家として活動しながらも桐朋学園大学附属子どものための音楽教室ピアノ科実技非常勤講師を務める。

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  • 小野 ひとみ[Alexander Technique]

    プロフィール

    大阪音楽大学声楽科卒業後、11年に渡り欧米にて、声楽、語学、アレクサンダー・テクニークを学ぶ。1993年日本人初の英国アレクサンダーテクニーク指導者協会(STAT)公認教師として帰国。以来、
    国内外で、主に音楽家を対象に指導、また著名な音楽家、指導者とともにワークショップを開講し、音楽家の育成に努めている。1997年から2014年まで相愛大学音楽部非常勤講師としてアレクサンダー・テクニークを指導。

    ヴィオリスト今井信子氏の推薦により、2009年から2010年に渡り、ジュネーブ音楽院とヴェルビエ音楽祭で、アレクサンダー・テクニークを指導。2012年から2017年まで、STAT公認アレクサンダーテクニーク指導者養成クラスにて6名のアレクサンダーテクニーク教師を育成。1999年より日本人初のアンドーヴァー・エデュケーターとして、“音楽家ならだれでも知っておきたいからだのこと”の講座を開講し、音楽家にボディ・マッピングを指導。

    2017年には一般社団法人アンドーヴァー・エデュケーターズ日本の初代代表理事に就任、指導者養成プログラムの責任者も務めている。

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